JR摂津本山駅が来年建て替え工事開始?!
2010年 10月 29日
((2010/09/25 15:25 神戸新聞)より一部引用
第2次世界大戦前に建てられた木造の駅舎が、次々と姿を消している。
阪神間に残る数少ない木造駅舎の一つ、JR神戸線摂津本山駅
(神戸市東灘区岡本1)もバリアフリー化のため建て替えられることになった。
来年にも工事が始まるが、77年前にできた小さな駅舎との
別れを惜しむ声も上がっている。
摂津本山駅は1933(昭和8)年3月に完成。
地元住民が鉄道省に請願し、用地を提供してできたが、開業は2年後になった。
線路を挟んで南北に二つある駅舎は木造瓦ぶき平屋建て。
軒下の梁(はり)に丸木を用い、それを支える角材に彫刻模様を入れるなど、
昭和初期の建築物らしい趣が残る。
地元の「美しい街岡本協議会」会長橋谷惟(のぶ)子さん(63)は
「駅に降りるといつもホッとします」。
同時期に建てられたホームの上屋には、
明治期に造られた古いレールが柱と梁に転用されている。
1889年の英国製など海外からの輸入レールや、
1908年に官営八幡製鉄所が製造した国産レールも。
日本の近代化や鉄道の歴史を伝える“生き証人”だ。
橋上化は、地元住民からバリアフリー化の要望を受けて決まった。
南北の駅舎と2本のホームとの間には線路があるため、
いったん階段で地下通路に下り、再び階段を上らないとホームへ行けない。
エレベーターなどはなく、高齢者や子連れの母親らに不評だった。
JR西日本と神戸市は現駅舎を取り壊して橋上駅とし、
南北をつなぐ自由通路や商業スペースを備えることに決めた。
新駅舎にはエレベーター4基、エスカレーター2基を設け、
ホームを西に延伸する。総工費は30億~40億円とみられ、
2013年秋に完成予定。
・・・以上、引用終わり。
数年前、歴史が深かったJR灘駅がその建物を建て替えることに
なったのを思い出しました。
時代の流れとはいえ、やっぱ淋しいものです。
摂津本山駅はあんまり縁がないんですが、
歴史が深い、というのはなんとなく知ってたし、
何より、”神戸在住”の8巻の帆津ちんと岡本を
うろうろするお話の扉絵になっているという場所です。
歴史深い、貴重な駅舎が建て替えられる、というのは
惜しいですが、利用しやすい駅になる、というのは、
良いことだと思います。
”歴史”と”利便性”が両立できれば最高なんですが・・・。
神戸在住ファン視点としては、
来年着工、とのことなので、”神戸在住巡り”をやってる人で、
まだ行ってない人は、早い目の巡礼を考えておいた方が
よさそうですね。
俺は、今週末、”はまかぜ”を撮りに行くときに、
天気が良ければ行きたいと思います。ちょっとやばいかな;。
今の車両がはまかぜを引退、ということで、
ちょこちょこ撮ってます(^^)。
<追記>
摂津本山駅の写真を撮ったものを後日アップしまくりました。
1記事につき、15枚前後ありますが、
よかったら見てやってください。
「アルバム・摂津本山駅@2010.11」#1(駅北側)
「アルバム・摂津本山駅@2010.11」#2(駅南側)
「アルバム・摂津本山駅@2010.11」#3(ホームその1)
「アルバム・摂津本山駅@2010.11」#4(ホームその2)
あと、2012年の3月3日に行った時の現況の記事。
JR摂津本山駅@2012.3.3