今月のアフタヌーン@09.10月発売分
2009年 10月 31日
・からん
11月20日発売の単行本3巻のCMがカラーでありました。
なんか双子ちゃん、可愛さ3割ほど増してるなぁw。
比嘉ちゃんもなんか回が進む度に可愛らしくなっていくしw。
さて本編は、京がテストでパーフェクトを取った後のお話。
中学の時の実力テストでも満点を取ったけど、
他に212人が満点を取ってたから212位と同じや、と
考えるあたりは、負けん気の強い京らしいです。
京としては、そんなことよりも、柔道の練習のための
チューブが切れやすい、ということの解決策について
悩んでいました。
授業でテスト直しをしている時に、テストの問題用紙も
出さずに、ぼーっとチューブ対策について考えている京に、
国語担当の大村先生が”問題用紙なしで問題と答えをいいなさい”
と無理難題をふっかけてきます。
ここで比嘉ちゃんが”そんなの無理”と助け舟をだします。
今まで京が困っていて、なにもできなかったことから
一歩踏み出すことができるチャンスを、おずおずながらも
ものにしたことは大きかったのではないでしょうか(^^)。
さて、その無理難題、先生としては、不真面目な態度に対する
ペナルティとして出したものでした。また、将来の為を思って、の
ことだったのですが、先生のお説教中に、京が右腕を横に伸ばし、
なにやら仕草をしながら、その問題と答えを言ってしまいます。
これを見て、雅は”直観像記憶”という言葉を思い出します。
これは、見たものを見たまま覚えてしまう、という先天性の
能力とのこと。ただ、内容を理解するには、一度、読まないと
いけないみたいですね。大辞苑も京にかかれば”大辞京”ですw。
その説明から、京にいろいろ説いていき、フォローまで効かせる
雅は、どこまでも完璧超人やなぁ、と思いました(;^^)。
この知識力や機転の利き方、空気の流れの読み方も、
立派に特殊能力だと思いますw。
まぁ、この2人の持ち合わせる特殊能力がそれぞれの
足りない部分を補っている面もありますよね。
京はこの能力や飲み込みの速さなど、”天才肌”の
持ち主ですが、”人間的な感情面”というのが
足りていないので、雅がそこを指摘し、補完する、という
流れも、時々見られますね。
あと、”直観像記憶”に触れた時の比嘉ちゃんと穂積さんの
コンビの反応も”らしいなぁ”と思いました(笑)。
話は戻って、穂積さんのテストの順位は最下位・・・。
なんかいろいろ深いキャラですね(笑)。でもそこが魅力です(^^)。
また、今回、少々珍しくパニクった雅。
そこに”保”さんを思い浮かべて落ち着きを取り戻した
場面がありましたが、雅にとって、彼は特別な存在
なのでしょうね。
その保さん、一巻で少しでていましたが、
関係などんなもんなのでしょうね。
腹違いの兄弟?いとこ?この辺も気になるところ。
しかし、これでクラスは静かながらに、
特殊能力を見せ付けた京に対して、引き気味に。
これからどうやってこの状況を戻していくのか、
注目していきたいですね。
今回の作者近況は、デジモノマガジンに
巨娘のことが載ったことと、
姫路商工会議所のキャラクター募集に応募したものが
ここひと月ほど展示されているとのことでした。
姫路かぁ・・・同じ県なのに贅沢ですが、
ちょっと遠いなぁ・・・(´・ω・`)。
・友達100人できるかな
子供の残酷さ、というのがテーマでした。
これもよく言われますよね;。
知らないが故の残酷さで、生きていくうちに
自分で感じとり、命の尊さを自然に身につけ、
時には大人に教えられて、成長していくわけですが、
今回はまぁ、そんなお話。
岡野君の弟の新二郎君は、まぁ、子供のいたずらレベルで
虫などの小動物を殺したり、頭を集めたりするのが好きなようです。
(その手の特殊趣向とかいうわけではなく;。)
そこで直行は、新二郎君に友達になることと同時に、
命の尊さを教え込もうとします。
朝顔を見せて、きれいだろう、と問いかけてみたり
(全部ちぎられたけど;;)、自分が虫にビビりながらも
つかんで”生きている”ことを見せようとしたり
(道明寺さんが見つけた巨大ゲジゲジに興味深々でしたが;)
しますが、新二郎君が捕まえてきた大量のダンゴムシを
逃がしてやるところで、底の方のダンゴムシが死んでいるのを
見つけ、それを”ダンゴムシが死んだことを忘れないようにするため”
と、お墓を作ります。
これですよねー。やっぱ、生き物が命をなくす、ということを
実感させるには、こうした教え方がいいですよね。
で、次の日、新二郎君がちょっとした森の中に
大量のお墓を作っていました。
”そんなに虫を殺したのか!”と思わず怒る直行に、
ここで自然に死んでた虫たちのためのお墓を作った、と
説明する新二郎君。
そこで、自分の価値観を押し付けようとしていたかもしれない、
と反省する直行と、
そして、新二郎君が猫の死骸を見つけ、
直行はドン引きしてしまうのですが、
新二郎君がお墓を作ってやろう、と二人で猫のお墓を作ります。
そうして、友達メーターもバランスよく満タン。
お互いに良い機会を持てたエピソードでした。
大人になって直行が改めて”子供にとってはすべてが新しく、
同じように見える”ということに気付きましたが、
年を取り、”経験値”を積むうちに、知らん間にいろんな見方が
変わっているので、結構気付きにくいものですよね。
この辺を中心に、今回のお話は子供相手の業種の人たちに
読んでほしい内容かな、と思いました。
・カブのイサキ
シロさんがとんぼに紛れて飛んでるあたりのシーンが
カラーになってたのが、雰囲気的にとても良かったです( ´∀`)。
・ぢごぷり
母乳が出るところで母乳が固まってしまう、なんてことも
あるんですね;。とことん大変ですわ(;´Д`)。
あと、藤森先生が可愛らしくて良い感じでした(*´∀`)。
なんかいろいろ柔らかそう。
・謎の少女X
卜部さん、百夏のDVDを持ってて、あれだけ百夏に合わせて
踊ることができていた、ということは、運動神経だけでなく、
実は結構意識していて、振り付けも覚えるほど見て踊ってたのかもw。
そして、やっぱり、この作品のキーワードである”よだれ”で
今後の方向性に決着をつけるみたいですね。
最終的に、椿君は、両方とものよだれをなめるように
詰め寄られる展開になるのでしょうか(笑)。
その辺もまた楽しみにしてみたいと思います。
その他には、ラブやん(今号表紙)、
珈琲時間(今号最終回、単行本は12月発売!)
オクターヴ、ハックス!、ユルヴァちゃん、といったあたりを読みました。