81回選抜、残念なこと・・・。
2009年 04月 04日
東海、関東、東京の各地区の二位校という
レベルの高いチームを下してベスト4に上がった利府高校。
プレイぶりも、21世紀枠、初出場の気負いなく、
地に足をつけ、丁寧ながら、元気のいい溌剌としたプレイを
魅せてくれました。
こんなにいいチームだったのですが、
今回のネットに公開されたブログで、相手選手をこき下ろすような
事を、チームの選手がしたことで、正直、魅力がかなり薄れてしまいました。
これは、利府を楽しみにして注目してみていた、
高校野球ファンとしては、トップレベルの残念さがあります。
まぁ、最近のゆるっとした感覚の中で、且つ、
まだ高校生という未熟な存在の選手が軽い気持ちで
しでかしたこと、としては、ありふれた出来事だとは、
思わざるを得ません。決して褒められることではない、
恥ずかしいことではありますけどね。
でも、最低限、甲子園に出場し、注目を浴びる立場であることは、
いくら気が緩んでも忘れないでいてほしいですね。
その為に、学校のイメージも落ちるし、関係者にも多大な迷惑が
かかります。
早稲田実業に勝ったあとの勝利監督インタビューでの小原監督さんは、
強豪に接戦で競り勝ち、初めての全国ベスト4に進むことができて、
喜びと充実感が溢れたような言葉を発することができませんでした。
まるで敗者・・・いや、それよりもひどく重苦しいインタビューで、
俺は見ていて、監督さんが不憫に思えて仕方がなかったです(´・ω・`)。
誰のために、監督さんが、本来なら嬉しくて仕方がないはずの
このインタビューが、こんなに言葉を選びながら、重々しくポツポツと
言わざるを得ないインタビューにしなければならなくなったのでしょう?
チームを引っ張ってきた監督さんと共に、
部長先生も、本当に気の毒で仕方がないです。
ともにチームを引っ張ってきた部長先生も、
引責辞任をすることになってしまいました。
この選手には、まず具体的に、”自分がやったことの浅はかさ”を
猛省してほしいです。いかに”バカまるだし”なことをやったのか・・・。
もっと倫理感、というのを磨いてほしい、と思います。
まずは、早稲田実業戦の後の勝利監督インタビューを
本当に、しっかりと見てほしいです。
いくら野球選手としての技術が高くても、人としては最低辺であることを
自覚してほしいです。
だって、対戦相手をさり気なく見下す、ってのは、たまにあったとしても、
こき下ろして、さらに明言する、ということなんて前代未聞ですよ。
利府はチームとしてはとても良いチームでした。
いい試合をみせてくれたし、初出場21世紀枠として、
ベスト4への快進撃は見事としかいい様が無いんです。
普通に考えたら、是非、夏も見たい!というチームなんです。
だから、こんなバカまるだしなことで、幻滅させてほしくなかったorz。
いやまぁ、勝手に楽しみにしてたんですけどね。
こういった精神が是正できず、はびこってしまっていたら、
多分、夏本番のこのチームの甲子園は無理でしょう。
宮城県には、仙台育英や東北、今年注目の東陵など、
強い所は山ほどいるんですから。
正直、この春、夏、このチームを応援できるか微妙なのですが、
もういちど、精神面をしっかりし、対戦相手を尊重できるほどの
器を持ってきて、今後のこのチームの健闘を祈りたい気持ちも
あります。